【iPhone】着信音が大きくならない時の対処法まとめ

iPhoneの着信音が大きくならない場合や、一瞬大きくなってもすぐに音量が小さくなってしまうというトラブルが続出しているようです。
着信音が大きくならない、または音自体が全然鳴らない場合は、故障の可能性もありますが、ちょっとしたトラブル対処で解決することもあります。
特に、iPhoneX以降の端末をご利用中の場合は「画面注視機能」が邪魔をしているだけの可能性もありますので、自分でできる対処法についてまとめてみましたのでご紹介します。
こんな人には参考になるかも
- iPhone8までの端末で着信音や通知音が鳴らな人
- iPhoneX以降の端末で着信音や通知音に異常がある人
目次
iPhoneの着信音や通知に問題がある場合
iPhoneの着信音や通知音に問題がある場合、冒頭でもお伝えしましたが、故障の可能性も考えられますが、iPhoneの設定によって問題が起こっている可能性もあります。
これからiPhoneの着信音や通知音に問題がある場合の確認項目をご紹介しますので、下記の手順でご自身のiPhoneの設定をご確認ください。
また、下記の手順はリスクの少ない順にご紹介していますので、出来るだけ順番通りに確認してください。
- 「音量」の調節を確認する。
- 「マナーモード」になっていないかを確認する。
- 「おやすみモード」になっていないかを確認する。
- 「Bluetooth」機能が邪魔していないかを確認する。
- 「ヘッドホンポート」にゴミが詰まっていないかを確認する。
- 「画面注視機能」が邪魔していないかを確認する。
- 再起動してみる。
- 「ソフトウェアアップデート」がないかを確認する。
- 「すべての設定をリセット」してみる。
- iTunesに接続し「復元」をしてみる。
1.「音量」の調節を確認する
まずは「音量調整」を確認してみましょう。
あまり考えにくいのですが、ただ単に音量が小さくなっているだけという可能性も考えられます。
まずは音量を上げてみましょう。音量の調節ボタンはiPhoneの左側面にある二つのボタンです。

音量調節ボタンを押すと、下記画像のようにベルのマークと「ヘッドホン」の文字が表示される場合は、イヤホンポートに問題がある可能性があります。
「ヘッドホン」の文字が表示される場合は【5.「ヘッドホンポート」にゴミが詰まっていないかを確認する】をご確認ください。
音量調節ボタンを押すと、ベルのマークと「着信/通知音量」という文字が表示される場合は、ヘッドホンポートにゴミが詰まっているわけではありません。
iPhoneの左側面の音量調節ボタンで音量を大きくしても着信音や通知音に変化がない場合は、設定画面とコントロールパネルからも音量の調節をします。
①、ホーム画面から【設定】>【サウンドと触覚】をタップし、「着信音と通知音」の項目を右側いっぱいまで移動します。
「ボタンで変更」という項目もオン(緑色)になっていないようでしたら、緑色に変更しておいてください。
②、iPhoneのコントロールパネルから音量の調節をします。
コントロールパネルの開き方は、iPhone8までの端末をご利用中の場合、iPhoneの画面下部から画面を持ち上げるように上へスライドします。
iPhoneX以降の端末をご利用中の場合は、ホーム画面右上にある「バッテリーマーク」の辺りから下に画面をスライドします。
コントロールパネルが開きましたら、音量の調節がありますので、一番上まで移動しましょう。
この状態で着信音や通知音の問題が解決する場合は、単純に音量調節の問題だったということです。
2.「マナーモード」になっていないかを確認する
次に、「マナーモード」になっていないかを確認します。
iPhoneのマナーモードは、iPhoneの左側面にあるスイッチ(音量調節ボタンの上)にある部分で切り替えます。
スイッチを動かし、オレンジ色が見えている場合はマナーモードがオンの状態です。
マナーモードがオンの場合はオフに切り替え、着信音や通知音が通常通り鳴るかを確認してください。
これで問題が解決した場合は、マナーモードが原因だったということになります。

3.「おやすみモード」になっていないかを確認する
意外と多いのが「おやすみモード」が原因で着信音や通知音が鳴らないパターンです。
「おやすみモード」は睡眠の妨げをしないように着信音と通知音を出さないようにする設定です。
因みに、「おやすみモード」中でもアラームは鳴るようになっています。
時計 App でアラームを設定している場合、おやすみモードをオンにしていてもアラームは鳴ります。
引用元:Apple公式ページ
おやすみモードが原因の場合、解決方法は2つあります。1つ目が設定画面からおやすみモードをオフにする方法と、2つ目がコントロールパネルからおやすみモードをオフにする方法です。
①、設定画面からおやすみモードをオフにするには、ホーム画面から【設定】>【おやすみモード】とタップし、おやすみモードがオン(緑色)になっている場合はオフ(白色)に変更をします。
②、コントロールパネルからおやすみモードをオフにする場合は、iPhoneの端末の種類によって若干異なります。
iPhone8までの端末の場合、iPhoneの画面下部から画面を持ち上げるように上へスライドします。
iPhoneX以降の端末をご利用中の場合は、画面右上にある「バッテリーマーク」の辺りから下にスライドします。
コントロールパネルが表示されましたら、「おやすみモード」のボタンを確認します。三日月マークがオン(紫色)の場合はオフ(白色)に変更してください。
「おやすみモード」をオフにすることで着信音と通知音の問題が解決した場合は、「おやすみモード」が原因だったということになります。
4.「Bluetooth」機能が邪魔していないかを確認する
「Bluetooth」とは、ワイヤレスでBluetooth対応のスピーカーやイヤホンと接続する機能です。
Bluetooth機能が邪魔をしているとはどういう状態なのかというと、例えばBluetoothスピーカーに接続していて、スピーカーの音量が一番小さい、またはミュート状態になっていると、音はスピーカーから出ているので、実際には着信音や通知音が鳴っている関わらず聞こえないという状態です。
普段「Air Pods」やBluetooth対応のスピーカー、Bluetooth対応のイヤホンなどを使用している人は、うっかり接続を解除し忘れることもあります。(私もよくやります)
Bluetooth機器を使っている場合は本当にこのような状態になることがありますので、念の為確認してみましょう。
①、設定画面からBluetooth接続をオフにする場合は、ホーム画面から【設定】>【Bluetooth】をタップし、Bluetoothがオン(緑色)になっている場合はオフ(白色)に変更してください。
②、コントロールパネルからBluetoothをオフにする場合は、iPhoneの端末の種類によって若干異なります。
iPhone8までの端末の場合、iPhoneの画面下部から画面を持ち上げるように上へスライドします。
iPhoneX以降の端末をご利用中の場合は、画面右上にある「バッテリーマーク」の辺りから下にスライドします。
コントロールパネルが表示されましたら、「Bluetooth」のボタンを確認します。Bluetoothがオン(青色)になっている場合はオフ(白色)に変更してください。
Bluetoothをオフにすることで着信音や通知オンの問題が解決した場合は、「Bluetooth」が原因だったということになります。
5.「ヘッドホンポート」にゴミが詰まっていないかを確認する
最初にご紹介した「音量調節」ボタンを押すとベルのマークに「ヘッドホン」が表示される場合、「ヘッドホンポート」にゴミが詰まっている。
または「ヘッドホンポート」が壊れている可能性があります。
この場合は、イヤホンを差し込む穴を確認し、綿棒や爪楊枝などでゴミを書き出してみてください。
ゴミが詰まっていないにも関わらずこのような症状がある場合、何度かヘッドホンポートにイヤホンを抜き差ししてみてください。
何度やっても解決しない場合、Appleの公式ページには下記のような記載があります。
以下のいずれかの問題があるか、確認してください。
- ヘッドフォンを iOS デバイスに差し込んだ後、ヘッドフォンではなくデバイスのスピーカーから音が聞こえる。
- ヘッドフォンを外したのに、iOS デバイスで音量を調節すると、ヘッドフォンの音量インジケータが依然として表示される。
上記の問題がある場合は、Apple Store (直営店) または Apple 正規サービスプロバイダにデバイスをお持ちください。詳しくお調べいたします。近くに修理サービスの拠点がない場合は、Apple サポートにお問い合わせください。
引用元:Apple公式ページ
上記の状態の場合、故障の可能性が非常に高いので、すぐにAppleサポートに問い合わせるか、近くにApple Storeや正規サービスプロバイダがある場合は持ち込み修理をする必要があります。
6.「画面注視機能」が邪魔していないかを確認する
iPhoneX以降の端末を使っている人が対象の話になりますが、iPhoneX以降の端末には「指紋認証」をするためのホームボタンがありません。
そのため、ユーザーの顔を認証する「Face ID」という機能が備わっています。
とても優秀な顔認証機能なのですが、その機能の中には「画面注視機能」というちょっと厄介な機能があります。
(いや、考え方よっては厄介ではないのですが・・・)
「画面注視機能」とは、簡単にご説明すると、画面を見ている間は着信音や通知音の音量を自動的に下げてくれる機能です。
この、自動的に音量を下げてくれる機能の存在を知らないと、「音量が大きくならない!壊れたか!?」と思ってしまいます。
そんな「画面注視機能」をオフにする方法は、ホーム画面から【設定】>【Face IDとパスコード】をタップし、「画面注視機能」がオン(緑色)になっている場合はオフ(白色)に変更をしてください。
7.再起動してみる
ここまで着信音や通知音に問題がある場合の対処法を6つご紹介しましたが、どれも解決には至っていない、または設定に問題はなく、どれも該当しない場合はiPhoneの電源を再起動してみましょう。
意外と電源再起動で解決することもありますので、試す価値ありです。
電源再起動方法は、iPhoneの端末の種類によって若干の違いがあります。
iPhoneSEや、iPhone5sなどの端末の場合、iPhoneの上部にある電源ボタンを長押しします。
「スライドで電源オフ」の表示が出ましたら、スライドして電源をオフにします。その後、再度上部の電源ボタンを長押しし、「リンゴマーク」が表示されたら手を離します。
iPhone6〜8までの端末の場合、iPhone右側面にあるサイドボタン(電源ボタン)を長押しします。
「スライドで電源オフ」の表示が出ましたら、スライドして電源をオフにします。その後、再度上部の電源ボタンを長押しし、「リンゴマーク」が表示されたら手を離します。
iPhoneX以降の端末の場合、iPhoneの左側面にある音量調整ボタンの上げるを押しすぐに手を離します。次に、音量調整ボタンの下げるを押しすぐに手を離します。
最後に右側面にあるサイドボタン(電源ボタン)を長押しすると、「スライドで電源オフ」が表示されます。
スライドして電源をオフにした後、サイドボタンを長押しし、「リンゴマーク」が表示されたら手を離します。

電源再起動で着信音や通知音が改善された場合、iPhoneのデータ上で何か詰まっていた可能性があります。
意外かもしれませんが、長時間電源をオンにしているiPhoneだとこのような現象が起こることもあります。
たまには電源再起動で詰まったデータを流してあげるのも大事ですね。
8.「ソフトウェアアップデート」がないかを確認する
解決策の一つとして「ソフトウェアアップデート」がある場合、アップデートしてみるという手もあります。
IOS(iPhoneの脳みそ)のバグの場合、改善された新しい情報にアップデートしてあげることで着信音や通知音の問題も解決することがあります。
「ソフトウェアアップデート」をする場合、2通りのアップデート方法があり、「Wi-Fi」を使ってアップデートする方法か、「iTunes」を使ってアップデートする方法があります。
どちらの方法でアップデートしてもいいのですが、アップデート前には必ずiPhoneのバックアップを作成しておいてください。途中でアップデートに失敗すると、iPhoneを初期化しなければいけなくなります。
バックアップがまだの人は下記の【ソフトウェアアップデートをする前にやっておくこと】をご確認ください。
「ソフトウェアアップデート」があるかを確認する方法は、ホーム画面から【設定】>【一般】とタップし、「ソフトウェアアプデート」の項目に赤い数字の「❶」が表示されている場合は新しいアップデートがあります。

ソフトウェアアップデートをする前にやっておくこと
iPhoneのソフトウェアアップデートをする前には、必ずデータのバックアップを作成しておく必要があります。
バックアップを作成せずにソフトウェアアップデートをし、途中で失敗すると、初期化しないとiPhoneが使えない状態になります。
私の友人もこの状況で私に泣きついてきましたが、正直どうすることもできません。
というわけでiPhoneのバックアップ方法ですが、Wi-Fiを使って「iCloud」にバックアップを作成する方法と、パソコンを使って「iTunes」にバックアップをする方法があります。
iCloudにバックアップを作成する場合
「iCloud」を使う場合は、現在のiPhone内にあるデータ量よりiCloudストレージプランを大きいプランに変更する必要があります。プランによって毎月130円〜1300円かかります。
下記の記事で「iCloud」を使ったバックアップ方法やiCloudストレージプランをアップグレードする方法を詳しくご紹介しています。
iTunesにバックアップを作成する場合
「iTunes」を使う場合、まずはパソコンとインターネット環境が必要になります。
パソコンはWindowsでもMacでも大丈夫ですが、Windowsの場合は事前に「iTunes」をダウンロードしておく必要があります。
また、バックアップはパソコンの空き容量分までバックアップを作成することができます。iPhoneのデータ容量よりも、パソコンの空き容量が少ない場合は、パソコンの空き容量を増やしてからバックアップを作成してください。
下記の記事で「iTunes」を使ったバックアップ方法や、WindowsパソコンにiTunesをダウンロードする方法を詳しくご紹介しています。
9.「すべての設定をリセット」してみる
設定に問題がなく、ソフトウェアアップデートも試したけれど改善しない場合は「すべての設定をリセット」してみましょう。
「すべての設定をリセット」はあくまでも「設定」をリセットするだけなので、iPhoneの中のデータが消えるわけではありません。
すべての設定リセットでリセットされる内容は下記の通りです。
- ネットワーク設定
- キーボードの変換学習
- ホーム画面のレイアウト(壁紙とアプリの配置)
- 位置情報の設定
- プライバシーの設定
- Apple Payカード設定
- 着信音の設定
- アラームの設定
- 通知音の設定
上記の通り、あくまでも「設定」のリセットなので、写真やアプリなどのデータが消えるわけではありません。
「すべての設定をリセット」するには、ホーム画面から【設定】>【一般】>【リセット】とタップし、リセット画面の一番上に表示されている「すべての設定をリセット」とタップします。
「すべての設定をリセット」をタップすると、iPhoneの電源が再起動しますので、しばらく待ちます。
再起動が終わりましたら着信音と通知音が正常に鳴るかを確認してください。
10.iTunesに接続し「復元」をしてみる
iTunesに接続し「復元」をするのは最終手段なのですが、上記の内容を試しても改善がない場合は、iPhone端末側の問題(故障)なのか、iPhone端末内にあるデータが原因なのかを切り分けるためにパソコンのiTunesを使って「復元」を試してみます。
「復元」とは簡単に説明すると初期化なのですが、通常の初期化とは異なり、iPhoneのIOSという脳みそを一度空っぽにして、再度脳みそを入れ直す作業のことです。
脳みそ自体に異常がある場合は通常の初期化をしても意味がないため「復元」という特殊な初期化方法で脳みそごと新しいものと入れ替えます。
「復元」実施後、初期設定をするのですが、ここでもiPhoneの故障かiPhone内のデータが原因かを切り分けするために、データを一切戻さずにホーム画面まで移動します。
やり方は、初期設定の途中で下記の画像のような項目が表示されます。
ここで、【新しいiPhoneとして設定】>【Apple IDをお持ちでない場合】>【設定で後で設定】と移動します。
あとは流れに沿って進めていくと、データを何も入れていない状態でホーム画面まで移動できます。
この状態で着信音が正常に作動するかを確認します。この状態で着信音が正常でない場合は故障の可能性が非常に高いのでAppleサポートへ電話するか、お近くのApple Storeや正規サービス代理店へ修理の依頼をしましょう。

着信音が正常に作動するようであれば、もう一度iPhoneを初期化し、初期設定の流れから今度はバックアップデータを復元します。
iPhoneの初期化方法は、【設定】>【一般】>【リセット】と移動し、「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。
バックアップデータを復元すると着信音に異常があるようであればバックアップしたiPhone内のデータに問題があるということです。
この場合、壊れたデータの特定が難しいので諦めて電話帳や写真などのデータを捨てる覚悟が必要になります。
iCloudに写真や電話帳を全てアップロードしている場合は、初期化後データの復元はせずにiCloudにサインインのみで写真や電話帳のみ戻すことができます。
初期化後、Appとデータの画面で【新しいiPhoneとして設定】>【Apple ID入力】と進めていき、データの復元をせずにApple IDにサインインのみで待ち受け画面まで移動します。
iCloudに入っている写真と電話帳のみ戻ってくるという仕組みです。
やり方が難しくて、どうしてもAppleサポートに相談したい場合は下記の記事を参考にAppleサポートへ問い合わせてみてください。
今回のまとめ
今回は、iPhoneの着信音や通知音が大きくならない、または音自体鳴らない時の対処法についてご紹介しました。
iPhoneの音問題はとても不便ですよね。
着信音や通知音がなっていても聞こえなければ緊急時に連絡が取れず本当に困ると思います。
一刻も早い解決をするため、今回ご紹介した手順でiPhoneの設定やソフトウェアアップデートなどをやってみてください。
また、どうしても解決しない場合は早めにAppleサポートに電話や近くのApple Store、正規サービス代理店に駆け込こむようにしてください。
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