【iPhone】パスコードロックを自力で解除する方法まとめ

パスコードを数回間違えて、ホーム画面に入れずお困りではありませんか?
iPhoneには他人にiPhoneを使われないように4桁または6桁の「パスコード」というセキュリティーがあります。
しかし、最近はFace ID(顔認証)やTouch ID(指紋認証)の設定をしてパスコードを入力する機会が減りました。
このFace IDやTouch IDは、設定したパスコードを瞬時に自動入力してくれる素晴らしい機能なのですが、電源を再起動したりiPhoneのソフトウェアアップデートをした時には一度手入力をする必要があります。
自分で作ったパスコードなのに、普段入力しないから忘れてしまい、数回間違えると下の画像のようにパスコードがロックされ、時間を置かないと再入力できなくなります。
パスコードをどうしても忘れてしまった場合は、初期化するしか解決方法はないのですが、その初期化方法も複雑で分かりにくいものです。
そこで今回は、パスコードロックを自力で解除する方法をまとめてみました。
こんな方には参考になるかも
- パスコードが変わらず対処法を知りたい方
- 初期化しようにもパソコンを持っていない方
目次
パスコードロックを自力で解除する方法
「パスコードロックを自力で解除する方法」と言っても、解決方法は初期化の一択しかありません。
Appleの公式ページにも下記のように記載されています。
デバイスは消去の必要があり、データと設定内容はすべて削除されます。以下のいずれかの方法でデバイスを消去した後、パスコードを削除できるようになります。
・iTunes で同期したことがある場合は、iTunes を使います。
・iTunes で同期または接続できない場合は、リカバリモードを使います。
引用:Apple公式ページ
Appleの公式ページでは、iTunesにて初期化するよう記載がありますが、iTunesを使うにはパソコンが必要になります。
しかし、「世の中のiPhoneユーザーが全員パソコンを持っているか?」と聞かれると、そうではありません。むしろ日本では持っていない人の方が多いのではないでしょうか?
究極の話をすると、初期化してしまえばパスコードロックも削除されるのであれば、【iPhoneを探す】や【iCloud】からでも遠隔で初期化はできます。
この方法だとパソコンを持っていない人でも初期化ができるので、対処ができます。
心当たりのあるパスコードを思い出す
まずは心当たりのあるパスコードを思い出してみましょう!
パスコードは4桁または6桁で作成されています。ご自身で作ったパスコードなので良く思い出して下さい。
- 銀行の暗証番号
- 車のナンバープレートの番号
- 誕生日(1月1日生まれの場合→0101)
- 子供の誕生日
- 結婚記念日
- 生年月日(1970/01/01→700101)
- 子供の誕生日(上の内容と同じ)
- 123456←意外といます
パスコードはご自身で作成しているので、必ずご自身に関わりのある番号が設定されているはずです。
どうしても思い出せない場合はこれからご紹介する初期化方法でパスコードロックを解除して下さい。
iTunesを使ってパスコードロックを解除する場合
Appleの公式ページでも記載されているのですが、基本的に初期化をする方法はパソコンでiTunesを使う必要があります。
iTunesを使わず遠隔で初期化する方法もありますが、やはり、iTunesを使う初期化の方が確実で、なおかつ早いです。
iTunesを使ってiPhoneを初期化するには、準備する物がありますので、下に書いてある必要な物を準備しましょう。
- インターネット環境
- iTunesがインストールされたパソコン
- 初期化するiPhoneやiPadなど
- Apple純正ケーブル
まずはインターネット環境が必要です。iTunesがインストールされたパソコンがあったとしても、パソコンがインターネットに繋がっていない場合は初期化することができません。
次にiTunesがインストールされたパソコンが必要です。パソコンはMacではなくWindowsでも大丈夫です。
次に、当たり前ですが、初期化するiPhoneが必要です。
最後に、Apple純正ケーブルが必要です。パソコンとiPhoneを繋ぐのですが、純正ケーブル以外を使うとiPhoneがiTunesに正しく認識されない場合もあります。
Apple純正ケーブルは、iPhoneやiPadを購入した際に箱の中に入っている充電ケーブルの事です。
iTunesで復元をしてパスコードロックを解除する
iTunesで初期化する方法の一つ目が、【復元】をして初期化する方法です。
これはパスコードロック中のiPhoneがiTunesに認識された場合にのみできる初期化方法です。iPhoneがiTunesに認識された場合、バックアップを作成する事がでる可能性があるので、まずはこの方法を試して下さい。
iTunesで復元(初期化)する具体的な方法
まずはiTunesを起動したパソコンに、iPhoneをApple純正ケーブルで接続します。
iPhoneが奇跡的にiTunesに認識されたら、下の画像のようにiPhoneが表示されます。認識されてしばらく待つと自動的にバックアップが作成されます。バックアップが開始されない場合は手動で【今すぐバックアップ】を押して下さい。
バックアップ作成が終わりましたら、上の画像にある【iPhoneを復元】を押せば初期化が始まります。
iTunesで復元してパスコードロックを解除する方法はこちらの記事でも詳しくご紹介しています。
【iPhone】iTunesで復元をしてパスコードロック解除をする方法
iTunesを使いリカバリーモードでパスコードロックを解除する
iTunesで初期化する二つ目の方法は【リカバリーモード】で初期化する方法です。
この方法は、iPhoneをiTunesが認識しなかった場合の方法です。バックアップを作成する事はできませんが、初期化後、iTunesに以前作成していたバックアップデータや、iCloudバックアップデータが少しでもある場合は、そこから復元する事ができます。
iTunesやiCloudからデータを復元する方法はこちらの記事でも詳しくご紹介しています。
iPhoneをリカバリーモードを初期化する具体的な方法
iPhoneをリカバリーモードで初期化するには手順があります。
- パソコンでiTunesを起動する
- iPhoneをパソコンに繋ぐ
- iPhoneをリカバリーモードにする
- iTunesで【復元】を押す
まずはパソコンでiTunesを起動します。
次に、iPhoneをApple純正ケーブルでパソコンに繋げます。
パソコンに繋いだら、リカバリーモードにします。リカバリーモードの方法は下記の通りです。
【iPhone8以降】
音量の上を押し、次に音量の下を押し、電源ボタンを長押しします。
iTunesのマーク(音符マーク)が表示されるまで電源ボタンを長押しします。
【iPhone7】
電源ボタンと音量の下ボタンを長押しします。
iTunesのマーク(音符マーク)が表示されるまで電源ボタンと音量の下ボタンを長押しします。
【iPhone6sまで】
電源ボタンと画面下のホームボタン(丸いボタン)を長押しします。
iTunesのマーク(音符マーク)が表示されるまで電源ボタンと音量の下ボタンを長押しします。
リカバリーモードになると、下の画像のような画面になります。

iPhoneがリカバリーモードの画面になると、iTunesには下の画像のようなポップアップが表示されます。
このポップアップに表示されている【復元】を押すと、iPhoneの初期化が始まります。
iPhoneをリカバリーモードで初期化する方法はこちらの記事でも詳しくご紹介しています。
【iPhone】パスコードロックをリカバリーモードで解除する方法
iPhoneを探すを使ってパスコードロックを解除す場合
【iPhoneを探す】とは、元々iCloudの機能の一つで、紛失したiPhoneを探すために使われる機能です。
元々はiPhoneを紛失した時に使う機能ですが、他人にiPhoneの個人情報を見られないように、Apple IDとパスワードがあれば遠隔で初期化する機能が付いています。
この遠隔初期化の機能を利用して、パスコードロック中のiPhoneを初期化すると、パスコードのロックを解除する事ができます。
ただし、【iPhoneを探す】を使って初期化するにはいくつかの条件があります。
- パスコードロック中のiPhoneがWi-Fi、またはSIMカード挿入にてネットワーク通信ができる。
- Apple IDとパスワードを覚えている。
- Apple IDのセキュリティーが【2ファクター認証ではない】または、同じApple IDでログインしている別のiPhoneやiPadがある。(パソコンがあると更に良い)
まずはパスコードロック中のiPhoneやがWi-FiやSIMカード挿入にてネットワークに繋がっている必要があります。
iPhoneの画面上部に携帯キャリアの電波のアンテナがしっかりと表示されている。またはWi-Fiのマークが表示されていることを確認して下さい。
次に、Apple IDとパスワードを覚えている必要があります。iPhoneを探すを使う際にApple IDとパスワードが必須となるので、Apple IDを忘れた方は下記のURLからApple IDを検索して下さい。
Apple IDのパスワードを忘れてしまった場合は、こちらの記事で対処法を詳しくご紹介しています。
Apple IDのパスワード変更を自力でやる簡単な方法まとめ
また、【iPhoneを探す】を使って遠隔で初期化する場合、【確認コード】という6桁の番号が必要になる場合があります。確認コードを求められた場合はApple IDのセキュリティが【2ファクター認証】というセキュリティーで守られています。
確認コードは、信頼のできる電話番号にSMS送信、または信頼のできるデバイス(端末)に送られます。
確認コードがどうしても受信できない場合は諦めてパソコンを使ってiTunesで初期化する方法を試して下さい。
iPhoneを探すアプリを使ってパスコードロックを解除する
【iPhoneを探す】を使って初期化する方法の一つ目が、別のiPhoneやiPadから【iPhoneを探すアプリ】使って遠隔で初期化する方法です。
iPhoneを探すアプリはiPhoneやiPadなど、Apple製品には必ず初期アプリとして導入されています。下の画像のようなアプリなのですが、ホーム画面の中に、「絶対に入っていますので探して下さい!」ホーム画面に見当たらない場合は、アプリをまとめているフォルダーの中もしっかりと確認して下さい。
【iPhoneを探すアプリ】を見つけましたら、パスコードロック中のiPhoneでサインインしているApple IDとパスワードを入力し、遠隔で初期化します。
iPhoneを探すアプリを使って遠隔初期化をする具体的な方法
iPhoneのホーム画面の中から、iPhoneを探すアプリを見つけましたら、タップして起動します。
次に、パスコードロック中のiPhoneでサインインしているApple IDとパスワードを入力します。
サインインすると下の画像のような方位磁石がしばらく表示されます。
方位磁石の画面が表示される前に確認コードや秘密の質問などを求められた場合は入力をして下さい。
無事にiPhoneを探すアプリへサインインできると、下の画像のような地図画面と、入力したApple IDでログインしているAppleデバイス(端末)が表示されます。
ここで、初期化したいデバイスを選択します。
次に、画面下の【アクション】を押します。
アクションを押すと、画面右下に【iPhoneを消去】という項目が表示されます。
iPhoneを消去を押すと、次の画面で「iPhoneを消去しますか?」という画面が表示されるので、赤文字の【iPhoneを消去】を押します。
再度Apple IDのパスワードを求められるので、入力し、【消去】を押します。
次の画面で電話番号を入力する画面が表示されましたら、右上の【次へ】を押します。
電話番号入力画面の次は、メッセージを入れる画面が表示されます。
メッセージは適当で構いませんので何か入力し、右上の【完了】を押します。
最後に下の画像のように「消去を開始しました」という表示されます。しばらく待ってパスコードロック中のiPhoneの初期化が始まれば遠隔初期化完了です!
iPhoneを探すアプリから遠隔で初期化する方法は以上です。
iPhoneやiPadから【iPhoneを探すアプリ】を使って遠隔初期化する方法はこちらの記事でも詳しくご紹介しています。
【iPhone】iPhoneを探すを使ってパスコードロックを解除する方法
iCloudからiPhoneを探すを使ってパスコードロックを解除する
【iPhoneを探す】を使って遠隔で初期化する二つ目の方法は、【Web版のiPhoneを探す】を使って初期化する方法です。
パスコードロック中のiPhone以外のApple端末がない場合や、Apple端末から遠隔で初期化をしたけれど、初期化が始まらない場合は【Web版のiPhoneを探す】を使って遠隔初期化をします。
iCloudからiPhoneを探すを使って遠隔初期化する具体的な方法
【Web版のiPhone探す】は基本的にパソコンで使用します。このパソコンはネットカフェのパソコンでも大丈夫です。
まずは下記のURLからiCloud.comというWeb版のiCloudに入ります。
iCloud.comに入ると、下の画像のようなページが表示されますので、パスコードロック中のiPhoneでサインインしているApple IDとパスワードを入力し、【左向きの矢印】を押します。
サインインすると、次は下の画像のようなアプリ一覧のページが表示されますので、【iPhoneを探す】を選択します。
地図の画面が表示されたら、画面上部にある【すべてのデバイス】を押し、パスコードロック中のiPhoneを選択します。
選択したiPhoneが画面右上にポップアップで表示されるので、【iPhoneを消去】を押します。
iPhoneを消去を押すと、「このiPhoneを消去しますか?」というポップアップが表示されるので、【消去】を押します。
ここでもう一度パスコードロック中のiPhoneでサインインしているApple IDとパスワード入力し、【右向き矢印】を押します。
次に、電話番号を入力する画面が表示されたら、番号は何も入力せず、右上の【次へ】を押します。
電話番号画面の次は、メッセージを入力する画面が表示されるので、適当なメッセージを入れて【完了】を押します。
「消去が開始されました」という画面が表示され、しばらくするとパスコードロック中のiPhoneの初期化が始まります。
初期化が開始されたのを確認したら【OK】を押して完了です。
後はパスコードロック中のiPhoneが初期化が完了するのを待つだけです。
【Web版のiPhoneを探す】を使って遠隔で初期化する方法はこちらの記事でも詳しくご紹介しています。
iCloudからiPhoneを探すを使ってパスコードロックを解除する方法
今回のまとめ
今回は、パスコードロックを自力で解除する方法をまとめをご紹介しました。
パスコードロックの対処法は初期化の一択しかありませんが、初期化方法は上記の4通りの方法がありますので、ぜひ試してみて下さい。
また、初期化が完了し、再度パスコードを設定する際は、新しいパスコードを絶対に忘れないようにしましょう。
初期化完了後、iCloudやiTunesからデータの復元や、初期設定の方法は下記の記事で詳しくご紹介していますのでぜひ参考にされてみて下さい。
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