iPhoneストレージ内の「その他」を削除する方法

写真や動画などそんなに沢山入れていないのに、なぜかiPhoneストレージが一杯になっていることってありますよね?
その原因は「その他」という謎の項目が原因であることが多いのですが、そもそも「その他」って何やねん?とイライラしますよね。
Appleの公式サイトでは「その他」についてこのように記載があります。
その他:システムファイル、ソフトウェアアップデート、Siri の音声、キャッシュ済みのファイル、ログなど、その他すべてのデータ
つまり、いらないデータが蓄積したのが「その他」になるようです。
というわけで今回は、iPhoneストレージ内の「その他」を削除する方法についてご紹介していきます。
目次
iPhoneストレージ「その他」とは
冒頭でも話しましたが、「その他」の中には、下記の内容が含まれています。
- システムファイル
- ソフトウェアアップデート
- Siri の音声
- キャッシュ済みのファイル
- ログなど
- その他すべてのデータ
「その他」は人間でいう垢と同じものです。普段使用しているデータのカスが溜まり、圧迫すると下記の画像のような状態になります。
この画像はつい最近までの私のiPhoneストレージですが、「その他」だけで30GB以上も溜まってしまい、データ容量が多すぎてiCloudストレージプランを超えていました。
そのせいで、iCloudストレージプランを50GBにアップデートしていたにも関わらずバックアップが作成できない状態でした。
「その他」に含まれるデータは設定から手動で消すことができず、消し方も Appleの公式サイトには記載がありません。唯一記載があったのは下記の一文です。
「その他」に分類されるキャッシュファイルについて
iTunes では、キャッシュされた曲、ビデオ、写真は、実際の曲、ビデオ、または写真ではなく「その他」として分類されます。キャッシュファイルは、音楽、ビデオ、写真などのコンテンツをストリーミングまたは表示する際に作成されます。曲やビデオをストリーミングする際、そのコンテンツは再びアクセスするときに時間がかからないように、iOS デバイスにキャッシュファイルとして保存されます。
iOS デバイスの容量が不足してくると、キャッシュファイルと一時ファイルが自動的に削除されます。
iOS デバイスからキャッシュファイルを削除する必要がある場合
iOS デバイスの容量が不足してくると、キャッシュファイルと一時ファイルが自動的に削除されます。ご自分で削除いただく必要はありません。
「結局自分では消せないよ」ということらしいです・・・(・ω・)
本当、「ふざけんじゃねーよ!!」と叫びたくなるのですが、無理やり「その他」を削除する方法はあります。
- 電源を再起動する
- iTunesで復元(初期化)をする
「その他」を削除するために電源を再起動する
「その他」を削除する一番簡単な方法は電源を再起動する方法です。
電源を再起動すると、少しだけですがiPhone内に溜まった不要なデータを流すことができるので、有効です。
電源の再起動は、各iPhoneシリーズにより若干の違いがありますので、下記の再起動方法を使って電源を再起動してみて下さい。
- iPhone8までの端末→電源ボタン長押し
- iPhoneX 以降の端末→電源ボタンと音量の上げるまたは下げるを同時に長押し
「その他」を削除するためにiTunesで復元(初期化)する
電源再起動をしても「その他」を削除できなかった場合、最終手段としてパソコンのiTunesを使って復元(初期化)をします。
復元をすると中のデータが全て初期化されてしまうので、事前にデータをバックアップしてから実施して下さい。
バックアップの作成が終わりましたら、次は実際にパソコンのiTunesを使って復元を実施します。
iTunesを起動後、iPhoneを純正のUSBで接続し下記の画像にある【iPhoneを復元】を押します。

復元を押した後、下記画像のようなポップアップが表示されますので、【復元】を押します。

この方法で復元を実施し、エラーが表示される場合は、リカバリーモードで復元を実施します。
リカバリーモードの方法は各iPhoneシリーズによって若干の違いがあります。
まずはiTunesを起動し、iPhoneを純正のUSBで接続します。次に、下記の方法でiPhoneをリカバリーモードにします。
- iPhone6sまでの端末→電源ボタンとホームボタンを同時に長押し→音符マークが出たら指を離す
- iPhone7→電源ボタンと音量の下げるボタンを同時に長押し→音符のマークが出たら指を離す
- iPhone8以降→音量の上げるボタンを押してすぐに離す、音量の下げるボタンを押してすぐに離す、最後に電源ボタンを長押し→音符マークが出たら指を離す
リカバリーモードに成功すると下記の画像のような音符マークがiPhoneに表示されます。

リカバリーモードが成功すると、iTunesの画面に下記のようなポップアップが表示されます。
このポップアップが表示されましたら、【復元】を押します。

復元が終わりましたら、初期設定からデータの復元をし、元の状態に戻します。
iPhoneストレージから「その他」が消えているかを確認する
iPhoneを初期化し、データの復元まで終わりましたら、実際にiPhoneストレージ内の「その他」が消えているかを確認しましょう。
設定からiPhoneストレージを確認する流れは下記の通りです。
設定からiPhoneストレージまで移動しましたら、実際に「その他」項目が消えているかを確認します。
私の場合、元々「その他」項目だけで30GBは溜まっていたのですが、今回の「電源再起動」と「復元」を実施し、下記の画像くらいまで削除することができました。
iPhoneストレージの一番下に【システム】という項目があるのですが、ここに私の場合30GB溜まっていたのですが、6GBまでに減らすことができました。
今回のまとめ
今回は、iPhoneストレージ内の「その他」を削除する方法についてご紹介しました。
iPhoneストレージ内の「その他」は人間でう垢です。人間と同じく、溜まった垢はスッキリ消してあげましょう!
ストレージ内がスッキリすると端末の負担も減りますので、バッテリーの持ちが長くなったり、動きがサクサクになるなど、メリットだらけです。
ただし、iTunesで復元(初期化)をする場合は必ずデータのバックアップを作成することを忘れないようにしましょう。
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