iTunesやApple Storeの支払いで【なし】を選択できない場合の対処法

iPhoneや iPadでアプリを使うのは当たり前ですが、課金をしたいと思う事もありますよね?
でも、課金の支払い方法でクレジットカードを登録するのは抵抗があるし、携帯キャリアの合算請求(キャリア決済)も使いすぎるのが怖いですよね?
そこで、コンビニなどでApple StoreカードやiTunesカードを購入して、チャージした分から課金したいと考えている方も多いと思います。
Apple StoreカードやiTunesカードを購入して、チャージした料金から課金の引き落としをする場合は支払い方法を【なし】にする必要があります。しかし、この【なし】の表示がなくて困っている方も多いようです。
というわけで今回は、iTunesやApple Storeの支払いで【なし】を選択できない場合の対処法をご紹介します。
こんな方には参考になるかも
- 支払い方法でクレジットカードやキャリア決済を設定したくない方
- 子供が課金しないように支払い方法を設定したくない方
- そもそもクレジットカード持ってないし、格安SIMだからキャリア決済できない方
目次
iTunesやApple Storeの支払いで【なし】を選択できない場合の理由
iTunesやApple Storeの支払い方法で【なし】を選択できない場合、理由としては6パターンあります。
- 課金などの未払い残高がある場合
- 自動更新の定期購読コンテンツがある場合
- 既存のApple IDでApp Storeにサインインする場合
- 今いる国と違う住所でApple IDを新規作成する場合
- Apple IDに登録されている国や地域を変更した場合
- ファミリー共有の設定をしている場合
iTunesやApple Storeの支払い方法で【なし】を選択できない理由は上記の6パターンです。
この中で一番多いのは「課金などの未払い残高がある場合」ですが、一つ一つできるだけ分かりやすくご説明します。
1.課金などの未払い残高がある場合
アプリの課金などで、キャリア決済やiTunesカード支払いにしている場合、支払いに使える残高以上の課金をすると未払い残高として計上されます。
例えば、キャリア決済の上限が残り500円だとします。しかし、この状態で600円の課金をした場合、100円分が未払い残高として計上されます。正直このパターンが一番多いです。
未払い残高があると、【なし】を選択できないだけではなく、アプリのアップデートや無料のアプリをダウンロードする事もできなくなり、支払い方法の確認を求めれます。(直接的な言い方をすると、支払い方法でクレジットカードやキャリア決済を選択するまで何もできなくなります。)
ですが安心して下さい。しっかりと解決方法はあります。方法として、未払い金額分以上のApple StoreカードやiTunesカードを購入し、購入履歴から支払いを完了するだけです。
iPhoneやiPadから購入履歴の確認方法は次の流れです。
【設定】→一番上に出てくる【ユーザー名(あなたの名前)】→【iTunesとApp Store】の順にタップします。
一番上に出てくる【Apple ID】→【Apple IDを表示】→【購入履歴】と進むと表示されます。
上記の順に進むと、下記の画像のようなページが表示されます。
通常はこの画像のように支払い完了しているものは「請求合計」が表示されます。
課金などの未払いがある場合は、請求合計の場所に未払い金額が表示されます。
下記の画像はApple公式ページから出典した画像なので英語になっていますが、実際は日本語で表示されます。

この未払い料金の支払いを完了するには、支払い方法をクレジットカードにするか、Apple StoreカードやiTunesカードをコンビニなどで購入してチャージする必要があります。
Apple StoreカードやiTunesカードでチャージして支払う
Apple StoreカードやiTunesカードはコンビニなどで販売されていますが、下記の画像のようなデザインのカードを見たことがあると思います。
購入したApple StoreカードやiTunesカードのチャージ方法と、支払い方法をご紹介します。
まずは、購入したカードの裏面にあるバーコードの上に記載のコードを使います。

購入したApple StoreカードやiTunesカードをチャージするには、iPhoneの【Apple Storeアプリ】からチャージします。
カードのチャージ方法は次の流れです。

上記の順で進むと下記の画像のページが表示されます。
ここで、Apple StoreカードやiTunesカードの裏面にあるコードを【カメラで読み取る】を押して登録するだけです。
カメラで正しく読み取れない場合は、【コードはキーボードでも入力できます。】を押して手動で入力して下さい。
購入したApple StoreカードやiTunesカードのチャージが終わりましたら、再度購入履歴画面から未払い分を支払うことができます。
iPhoneやiPadから購入履歴の確認方法は次の流れです。
【設定】→一番上に出てくる【ユーザー名(あなたの名前)】→【iTunesとApp Store】の順にタップします。
一番上に出てくる【Apple ID】→【Apple IDを表示】→【購入履歴】と進むと表示されます。
上記の順で進むと下記の画像のページが表示されます。
ここでApple StoreカードやiTunesカードからチャージが完了しているとApple IDクレジットから支払うことができます。

2.自動更新の定期購読コンテンツがある場合
自動更新の定期購読コンテンツがある場合も【なし】を選択できない場合があります。
しかし、これはあくまでもできない場合があるという事で、選択できる時もあります。この見極めは、Apple Musicメンバーシップなどトライアル期間(無料期間)が設けてあるコンテンツの場合は【なし】を選択できるようです。
トライアル期間が終わった自動更新の定期購読コンテンツの場合は【なし】を選択できないようです。
自動更新の定期購読コンテンツ確認方法は次の流れです。
【設定】→【ユーザー(あなたの名前)】→【iTunesとApp Store】の順にタップします。
一番上に出てくる【Apple ID】→【Apple IDを表示】→【登録】と進むと表示されます。
上記の順で進むと下記の画像のページが表示されます。
ここに表示されているコンテンツが自動更新の定期購読コンテンツです。ここにある自動更新の定期購読コンテンツを使っていないのであれば解約しましょう。
解約方法はまず【解約したい自動更新の定期購読コンテンツ】を押します。
次に、【登録をキャンセルする】を押します
キャンセルの確認項目が表示されますので、内容を確認し【確認】を押します。
ただし、自動更新の定期購読コンテンツに関してAppleの公式ページには下記のような注意文が掲載されています。
購読またはメンバーシップの解約は更新日の 24 時間以上前にお手続きください。遅れた場合は、購読やメンバーシップが更新される場合があります。
引用:Apple公式ページ
登録のキャンセルや、解約をしても下記画像のように修了予定日が表示されます。この日までは解約後も自動更新の定期購読コンテンツを使い続けることができます。
3.既存のApple IDでApp Storeにサインインする場合
既存のApple IDをお持ちで、初めてApple StoreやiTunes Storeにサインインする時は必ず支払い方法を設定する必要があります。
初めてサインインする場合は支払い方法に【なし】を選択することができず、一度クレジットカード払いや携帯キャリアとのキャリア決済を設定する必要があります。
Appleの公式ページにも下記のように記載されています。
既存の Apple ID で Store をはじめて利用する場合は、必ずお支払い方法を指定する必要があります。アカウントを作成した後で、お支払い情報を「なし」に変更していただけます。
4引用:Apple公式ページ
4.今いる国と違う住所でApple IDを新規作成する場合
初めてiPhoneを購入した方に多いのが、iPhoneを初めて購入し、設定した国と言語とは違う国の住所を登録した場合です。
例えば、初期設定の画面で最初に表示されるのが下記の画像ですが、ここで国と言語をアメリカ合衆国にしたとします。しかし、この先でApple ID作る画面で現住所を日本の住所にした場合は支払い方法に【なし】を選択することができなくなります。
5.Apple IDに登録されている国や地域を変更した場合
外国に引っ越す場合など、既存のApple IDに登録されている国や地域の情報を変更すると必ず支払い方法を設定する必要があります。
また、支払い方法にはクレジットカードまたはキャリア決済を設定するのですが、クレジットカードは引っ越し先で発行されているクレジットカードを、キャリア決済の場合は国によって対応している携帯キャリアが決まっていますので注意しましょう。
国や地域を変更した後、支払い方法を一度設定した後は支払い方法に【なし】を設定することができるようです。
既存の Apple ID の国/地域を変更するときは、必ずお支払い方法を指定して、請求方法のオプションをアップデートする必要があります。その場合、ギフトカードやストアクレジットをお支払い方法として選択することはできません。国/地域を変更した後で、お支払い方法の情報を削除したい場合は、お支払い情報を「なし」に変更していただけます。
引用:Apple公式ページ
世界のキャリア決済に対応している携帯キャリアは下記の表をご覧下さい。
1.国または地域 | 通信事業者名 | 2.国または地域 | 通信事業者名 |
---|---|---|---|
オーストリア | A1 Drei T-Mobile | オランダ | KPNTelfort |
ベルギー | BASE-PayByMobile Proximus | ノルウェー | Telenor |
ブルガリア | Telenor | ポルトガル | Vodafone |
チェコ共和国 | T-Mobile | カタール | Ooredoo |
デンマーク | 3 (Hi3G Denmark ApS) | ロシア | Beeline Megafon MTS |
エストニア | Tele2 Telia Eesti AS | サウジアラビア | Zain |
フィンランド | DNA | シンガポール | M1 Limited SingTel StarHub |
フランス | Bouygues Telecom Orange SFR | スロバキア | O2 Telekom |
ドイツ | O2 およびパートナーブランド Telekom Vodafone | 南アフリカ | Vodacom |
香港 | SmarTone 3HK | スペイン | Orange Pagos Online Movistar |
ハンガリー | Telenor | スウェーデン | 3 (Hi3G Access AB) Tele2 Telenor Sverige AB |
イタリア | TIM Wind Tre | スイス | 日の出 Swisscom |
日本 | KDDI (au) SoftBank NTT docomo (ドコモ) | 台湾 | APTG FET Chunghwa Telecom Taiwan Mobile T Star |
ラトビア | Bite Tele2 | トルコ | Paycell |
リトアニア | Bite Tele2 | アラブ首長国連邦 (UAE) | Etisalat Du |
マレーシア | Celcom Digi Maxis U Mobile | 英国 | EE O2 |
6.ファミリー共有の設定をしている場合
ファミリー共有をしている場合も支払い方法に【なし】を選択することができません。
これはファミリー共有というシステム上絶対に支払い方法を設定する必要があるからです。また、ファミリー共有のメンバーも代表者の支払いと一緒になるので、支払い方法に【なし】を設定することができません。
因みに、ファミリー共有を設定していて、メンバーが全員ファミリー共有から抜けたとしても代表者一人でファミリー共有を維持していることになるので、自動的にファミリー共有が解散されることはありません。
ファミリー共有確認方法は次の流れです。
【設定】→【ユーザー(あなたの名前)】→【ファミリー共有】の順にタップします。
【ファミリー代表者名】→【ファミリー共有を停止】と進むとファミリー共有を解散できます。
上記の流れを分かりやすく写真付きでご紹介しますので見ていきましょう。
まずは【設定】を開き、一番上にある【ユーザー名(あなたの名前)】を押します。
次に、【ファミリー共有】を押します。
ファミリー共有画面に入りましたら、【代表者名】を押します。
最後に【ファミリー共有を停止】を押せばファミリー共有が解散します。
今回のまとめ
今回は、iTunesやApple Storeの支払いで【なし】を選択できない場合の対処法をご紹介しました。
【なし】を選択できない場合は今回ご紹介した6パターンのどれかで解決できる場合がほとんどです。
どうしても【なし】を選択できない場合は今回ご紹介した内容を確認してみて下さい。
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